注文住宅はマンションよりも資産価値が低いのか?【社長コラムVol.11】
- 平松
- 6月23日
- 読了時間: 4分
更新日:1 日前
「注文住宅は、マンションに比べて資産価値が低いと聞くけれど、本当だろうか?」
家づくりをご検討される際、このような疑問を抱かれる方は少なくありません。家を建てた瞬間から建物は「中古」となり、時間の経過とともにその価値はほぼなくなり、残るのは土地の価値だけ、とよく耳にします。そのため、資産として家づくりをお考えの方には、同じ予算であればリセールバリュー(再販価値)の高いマンションの購入をお勧めします。
しかし、「一生住まう」という明確な意思を持って家づくりに臨む方々にとって、その「資産価値」とは何を指すのでしょうか? 単に売却時の価格だけが、住まいの価値を決めるすべてなのでしょうか。
売却益だけじゃない、注文住宅の「本質的な価値」
確かに、一般的に「資産価値」という言葉は、売却時の価格を指すことが多く、その点において、立地条件が良く、大規模修繕計画が明確なマンションの方が、再販価値を維持しやすいという見方があるのは事実です。
しかし、注文住宅が持つ「価値」は、単なる売却益だけで測れるものではありません。私たちは、「そこに住まうご家族にとっての価値」こそが、注文住宅の本質的な価値だと考えます。
ご家族だけの「理想の空間」を創る喜び
注文住宅の最大の魅力は、ご家族のライフスタイルや、これから描く未来に合わせて、間取りもデザインも、すべてを自由に設計できることです。お子さんの成長、趣味の変化、高齢化など、ご家族のステージが変わっても、それに対応できるよう柔軟な設計にしておけば、長く快適に住み続けることが可能です。
自分たちの手でゼロから「こんな風に暮らしたい」という思いを形にし、それが実現した時の喜びや達成感は、注文住宅ならではです。その空間がまさにご家族のこだわりそのものであるという、世界でたった一つの愛着が生まれるでしょう。
「暮らしやすさ」という精神的な豊かさ
画一的なマンションとは異なり、注文住宅はまさに「あなた仕様」の住まいです。日当たりの良いリビング、こだわりのキッチン、集中できるプライベートなスペースなど、ご家族それぞれの「こうしたい」を追求した空間は、日々の暮らしに深い満足感と安らぎをもたらします。この「暮らしやすさ」という精神的な豊かさは、何物にも代えがたい価値であり、毎日を穏やかに過ごすための基盤となります。
「自分だけの家」であることの深い満足感
マンションでは、共有部分の利用や、管理組合の方針に左右される場面も少なくありません。しかし、注文住宅なら、すべてがご自身の選択で決まります。外壁の色一つ、庭の木の配置一つにしても、ご自身の意思が反映され、それが形になる。この「自分たちの家を、自分たちの手で作り上げた」という感覚は、住まいへの深い愛着と、揺るぎない満足感に繋がります。何か問題が起きた時も、どこに相談すれば良いか明確であり、ご自身が主導権を持って見通しを立てられる安心感も、戸建てならではのメリットです。
「一生住まう」という選択がもたらす揺るぎない豊かさ
「将来売却する可能性があるから」という視点だけで家づくりを進めてしまうと、本当に手に入れたい暮らしや、ご家族の幸せにとって大切なことを見落とす可能性があります。私たちは、お客様が「この住まいで一生を過ごしたい」と強くお考えなのであれば、売却時の資産価値にとらわれすぎず、今、そして未来のご家族の幸せに直結する価値を追求すべきだと考えます。
ご自身のペースで、ご自身の理想を形にしたご自宅で暮らし続けること。そして、その住まいが、ご家族の思い出を重ね、かけがえのない歩みを築いていく、温かい場所であること。これこそが、不確実な時代において、私たちに最も確かな「本質的な豊かさ」を与えてくれるのではないでしょうか。
注文住宅の価値は、購入価格や売却価格といった数字だけで測れるものではありません。そこに住まうご家族が、いかに長く、いかに心豊かに暮らせるか。そして、変化するライフスタイルにどれだけ寄り添い、共に歩んでいけるか。
私たちUNICO STYLEは、お客様が「一生住まう」にふさわしい、数字では表現しきれないほどの価値を秘めた「最高の住まい」を、ご一緒に創り上げるお手伝いをさせていただきます。